リーグ第2節vs鹿島アントラーズ@ビッグスワン(○2-1)

先週の今季開幕戦は、副業の出版関係の会議が入って欠席。せっかく東京だったのに…。でも、昇格後初の白星、しかも4-1の大勝ということで気を良くして、元々は自宅でおとなしく仕事をしている予定だったのを変更してホーム開幕戦に駆けつけました。本当は去年の夏に結婚した相方を自宅に一人にしたくはなかったのですが、機嫌良くしている僕を見て「行って良いよ」と言ってくれたんで。開幕戦は録画放送をようやく勝ったブルーレイレコーダーに録画してあるのですが、前日の14日が学会発表で準備に忙しく、見ていないままです。

新潟に着いたら、NHK大河ドラマ「天地人」コーナーが土産物屋に。新潟県が舞台なんて、上越・中越地方とは言え、滅多にないことですからね。いちばんウケたのは、コーナー左下にあった「愛と義のクッキー」だったのですが、昨日ホワイトデーで相方にクッキーの缶をあげたばかりで、この量のクッキーが土産では多すぎるということで、柿の種を使った「愛の種」「義の種」、そして「智将・直江兼続 愛の『ぶどう糖100%』にとどめておきました。最後のは、一粒一粒に赤字で「」と書いてあるだけなんですけどね。

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ビッグスワンに到着。席は、今年新設された、W2層目中央でテーブル付きの「スワンシート」です。こんな席を年間パスで確保しているのに来ない予定だったなんて罰当たりな話ですが、今年は去年に続いて私生活が大きく変動するので、あまり1人で遊んでいるわけには行かないんですよね…。それだけに、「行って良いよ」と言ってもらえたこの日は大事です。

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メンバーは開幕戦と同じ。開幕戦、奇想天外なプレー振りでサポーターの心をわしづかみにしたらしい新加入のジウトンが練習中に膝を負傷したとか報道されましたが、大したことなかったようですね。フォーメーションも同じ4-3-3。このブログではまだ書いてなかったので確認の意味で書いておくと、DFが右から内田、千代反田、永田、ジウトン。MFはアンカーが勲、その前のOHが右マルシオ、左松下。FWは右ウィングが貴章、左ウィングがペドロジュニオール、中央が大島。ベンチは黒河、中野、酒井、千葉、ディビッドソン、亜土夢、チョ・ヨンチョル。位置づけとしては、中野がCB,酒井がSB、千葉・ディビッドソン・亜土夢がMF、チョがFWの控えでしょうか。

松尾はキャンプでの怪我が長引いてベンチ入りもしていません。本来なら去年左SBに専念した中野にとってチャンスだったはずですが、ジウトンと酒井の加入で押し出されかねない状況になっているということでしょうか。千葉も、対人の守りだけなら勲より強いかも知れないですがシステム変更でボランチの枠が減ってスタメン落ち。彼もまた、CBと両睨みでしょうか。ディビッドソンは、アンカーのバックアップかと思ったら、『プレビュー開幕編2009』の記事を読んだら、キャンプではOHとの両睨みだったんですね。同様に、亜土夢はOHよりはウィングの控えとして重きを置かれているのかも知れません。

試合開始。やはり開幕戦勝利が積極的な姿勢を引き出したのか、アルビはキックオフからトップギアで攻撃にかかります。写真は14時03分35秒時点の試合の様子。

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この後、マルシオが右を突破していとも簡単にCKを得ると、蹴るのは松下。ボールの行き先に鹿島の選手が大勢いたので、クリアされるのかなと思っていたら、後ろから飛び込んだ貴章のヘディングが弧を描いてゴール左上隅に。あっという間に先制です。2004年に1勝して以来勝てていなかった鹿島相手に、幸先のいいスタートでした。

それから何分もしないうちに、マルシオが鹿島最終ラインからのパスをカットして左にスルーパス。既に反応して走り出していたペドロがゴール右隅に流し込んで2点目!これは何とも素晴らしい。鹿島が週半ばにACL予選のため韓国で試合をして負けていたという、メンタル、フィジカル両面のハンディを抱えていて結構ミスもしていたとはいえ、ここまでうまく行くとは思っていませんでした。

前半はその後も得点チャンスがありましたが、そのまま終了。後半は、鹿島がいきなり2選手を交代させて、アグレッシブに切り替えてきたせいか、押し込まれることが増えました。特に大島→チョの交代で、ペドロが中央、チョが左ウィングに入った後。アルビは最終ラインからのロングフィードが増えたものの、チョはほとんど競り勝てず、不完全燃焼でしょうか。

とはいえ、最後は、ロスタイム5分のラストプレーとなるFKで1点返されましたが、危なげない勝利でした。ボールに触りながらもゴールインを防げなかった貴章は悔しそうでしたね。

ペドロは早くも3ゴール目で、得点ランキングトップ。守備にもよく戻るし、キープ力もあって1人で強引に行く時とつなぐ時のバランス感覚も良い感じ。独走した時のシュートの思い切りもいい。キャンプ序盤で怪我をしたニュースで、ダメなのかな…と危惧したけど、プレーに幅もあるし、アレッサンドロよりもずっとスムーズにフィットしましたね。

ジウトンは、守備が危うい、信じられない形での攻撃参加をする…などのブログ記事を読んでいたので、ハラハラさせられることをむしろ期待して(?)見ていたのですが、守備は多少荒削りな感じがするだけで、そんなに危ない感じはしませんでした。というか、開幕戦よりも守備は向上していたようですね、ここまで読んだブログ記事によると。思い切った攻撃参加は2~3回?鹿島のCKからカウンターでのドリブルは確かにすごかったです。出場し続けることで守備がもっと向上していくのなら、松尾の怪我が癒えてもスタメン復帰とは行かない可能性もありますね。

あと、ウィングに回った矢野貴章。中央で受けるのは大島が頑張ってくれるので、守備への戻り方も半端じゃないし、ドリブルで駆け上がるシーンが増えて、生き生きして見えました。

開幕2連勝はアルビとガンバの2チームだけ。ガンバが前日磐田に大勝していたので、アルビは得失点差で2位です。前節は山形が磐田相手に大勝したおかげで総得点差で惜しくも首位ならず。とはいえ昇格以来、最高のスタートで、これからも楽しみです。

(他人事ながら、2試合連続で大量失点で負けている磐田が心配になります。去年入れ替え戦に回ったのに、目立った補強をしていないらしいし…大丈夫なのでしょうか。)